「テクノ」という言葉は、おそらく聞いたことがある言葉でしょう。
もちろん音楽の1ジャンルなんですが、これを説明するのは非常に難しいです。逆にロックやポップス、クラシックなどはここで解説しなくても、ほとんどの方が「このような音楽のことだ」と理解されていますよね。
テクノ・ミュージックとは、カンタンに言えば、
「シンセサイザー、サンプラー、ドラムマシンなどのデジタル機器をつかって打ち込む音楽のこと」です。かなり大雑把ですが、だいたいこんな感じです。
基本的には、「打ち込みによって構成される無機質なビートに、シンセサイザーの上モノが乗っているシンプルな音楽」。その無機質なループの繰り返しが徐々に変化、または突然変化することによって曲として成り立っているのです。
一般に、ロックやポップスなどの、いわゆる楽器(ギターやベースなど)を主につかって演奏されている音楽をされている方にとっては、テクノは「繰り返しばかりでつまらない音楽」ととらわれています。最近ではプロディジーやアンダーワールドなど、ロックとも親しいアーティストが登場していて、テクノはかなり浸透しつつあります。が、日本ではまだまだアンダーグラウンドな「繰り返しばかりでつまらない音楽」にとどまっています。
その実験的でアンダーグラウンドなテクノはさらに細かく細分化され、新たな「テクノ」が日々生まれています。過去その実験的なアプローチから生まれた、ミニマルやアンビエント、エレクトロニカなどはすでにテクノの1ジャンルとして定着しています。テクノは新たなジャンルと他のジャンルとの融合がなされ日々変化しています。
敬遠されがちなテクノですが、基本的な曲の構成などはロックなどと変わらないように思います。
数種類のコード進行の繰り返しに、アクセントとしてスケールの異なるコードを入れたり、ギターのイントロから徐々にベースやドラムなどが加わって曲を盛り上げたりするロックやポップス。同じループの繰り返しに何気なく現れる特徴的なシンセフレーズ、4つ打ちドラムループからハイハットやスネア、そしてベースやシンセが加わって盛り上がるテクノという音楽。
つかう楽器が、オリジナルな音を量産できるシンセなので、ジャンルがかなり細分化され、生きている音楽「テクノ」。その革新的な音づくりが、かえってテクノを難しい音楽と思ってしまう原因になっている。最も進んだ音楽の現状を受け入れてくれる人口がもっともっと増えてくれたらなあ、と切に願います。
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